協会概要
人とペットとが共生する
より良い社会の実現
ペットとの共生推進協議会 概要
ペット飼育の効用についての情報の収集、分析、提供を行い、より多くの家庭におけるペットの飼育の拡大を促進するとともに、正しいペットの飼育方法や健康で健全なペットを飼育する上で必要な情報をわかりやすく発信することにあります。
少しでも多くの国民の皆様に対して動物愛護精神に基づく正しい飼養を促進し人とペットとが共生するより良い社会の実現を目的としてペット関連業界団体が大同団結しました。
名 称
ペットとの共生推進協議会
APLP(Association for Promoting Living with Pets)
設 立
2010年11月
会 員
正会員9団体 賛助会員 (2024年1月1日現在)
目 的
ペットとの共生推進協議会は、オールペット(犬、猫、観賞魚、小動物、小鳥、昆虫、爬虫類など)飼育の効用等を広く国民に啓発すること等により、より多くの国民が動物愛護精神に基づく正しい飼育を促進し、人とペットが共生するより良い社会の実現を目指します。
定 義
ペットとの共生とは、
【人がすべてのペットの命を預かり、共に生きること】
人とペットが「いつでも」「どこでも」「どのようになっても」
一緒に暮らし、それが当然とされる社会を目指す
事 業
協議会は、上記目的を達成するため、次の事業を行います。
ペット飼育の効用に関する情報の収集、分析、提供
ペット飼育の効用に関する情報を積極的に収集し、厳密な分析を経て得られた知見を広く提供。健康、心の安定などのメリットを強調し、社会に正確かつ理解しやすい情報を発信。ペットとの生活の利益と持続可能で豊かな共生社会の形成に寄与する。
ペットとの共生を啓蒙・啓発、正しい飼育の促進
ペットとの共生を正しい飼育方法の普及を通じて広くお伝えし、動物福祉向上に貢献します。また啓発キャンペーンやイベントを通して、責任ある飼い主の育成を支援、適切な環境での共生を強調し、社会全体に持続可能なペット文化の構築を目指します。
健全なペットの安定供給体制の整備に対する協力、支援
健全なペットの安定供給体制の整備を目指しブリーダーとの連携を強化し、適切な飼育環境での品質高いペットの生産を支援してまいります。これにより、社会全体でペットの適正な供給を確保し、安心できる飼育環境の構築を目指します。
その他協議会の目的を達成するために必要な事業
そのほか、ペットとの共生の定義に基づき、人とペットが一緒に暮らし、それを当然とする社会への実現に向けたあらゆる活動を、キャンペーンやイベントの開催などを通じて、また各団体機関との連携をとりながら継続的に行なってまいります。
ご挨拶
ぺットとの共生推進協議会長
2024年7月度 ご挨拶
ペットとの共生時代を迎えて
初秋の候、皆様におかれましてはますますご繁栄のこととお慶び申しげます。
① 「家族の一員」としての存在価値が高まる「ペット」
厚生労働省は「健康日本21」を掲げ、国民の健康増進と健康寿命の延伸社会の実現を推進しています。健康には「カラダ」と「ココロ」の二つの側面があります。「家族の一員」としての存在価値が高まって久しい「ペット」。ペットと一緒の生活が、お子さんから高齢者まですべての年代で身体の健康に貢献していることが、近年の我が国における疫学研究でも明らかになっています。また、多くのストレスを感じた新型コロナ禍を経て、ペットのいる暮らしが、心理的な落ち着きや安らぎをもたらしたことを実感する機会も増えました。ペットとの共生は、人間の「カラダ」と「ココロ」の健康維持・増進に役立ち、豊かで、うるおいある生活もたらしてくれます。
② 「ペットとの共生」をテーマとした活動
一方、全てのペット( 犬、猫、観賞魚、小動物、小鳥、昆虫、爬虫類など )は、人間が一緒にいなければ、生きて行けない存在です。人間が長い時間とともに動物をそうした存在にしてきました。
「ペット飼育の効用等を広く国民に啓発すること等により、より多くの国民が動物愛護精神に基づく正しい飼育を促進し、人とペットが共生するより良い社会の実現を目指します 。」を設立趣旨としている「ペットとの共生推進協議会」は、「ペットとの共生」の定義を「人がすべてのペットの命を預かり、共に生きる事」とし、活動指針を「人とペットがいつでも・どこでも・どのようになっても一緒に暮らし、それが当然とされる社会を目指す」と規定しています。
■ペットとの共生の定義
「人がすべてのペットの命を預かり、共に生きる事」
~人とペットがいつでもどこでもどのようになっても一緒に暮らし、それが当然とされる社会を目指す~
③ 全ての皆様に「ペットと共にいる生活」の素晴らしさを
当推進協議会では、ペットがその生態・特性を発揮できる生活空間に関する情報やペットが運ぶ心身の健康、また、ペットとの生活で日頃から気にしておくことなどなど、多くの情報発信をして参ります。シンポジウムやその他の機会、又、ホームページを通して、既にペットと生活されている方にも、これからペットをご家庭に向か入れようとしている方にも喜んでいただける「知って良かった!」「試してみよう!」を感じて頂ける発信に努めて参ります。また、多くの方からの参考になる情報提供もお待ちしております。
当推進協の活動にご理解を頂きますよう、お願い申し上げます。
ペットとの共生推進協議会
会長 児玉 博充
活動テーマ
厳しい経済状況に加え、高齢化、少子化、核家族化が進展し、またストレスが増大するわが国の現在社会の中にあって、多くの人々は孤独感や将来に対する不安感に苛まれ、これが精神的な不安定さや更には健康の阻害要因となる等社会問題となっています。
こうした中で、ペットの飼育は、人に癒しを与え精神的な安定感を取り戻すとともに、健康を維持・促進する等社会生活の安定に大きく寄与するものとして注目されています。
ペットを飼育することによる人への医学的、科学的効用についての最近の研究では、精神的不安感が軽減する効果が認められたほか、高齢者がペットをなでることで高血圧が改善したり、衰えた身体機能のリハビリに役立つ等の報告が行われています。
これを受け、ペットを医療の現場に取り入れる総合病院(聖路加国際病院など)が現れるなど、ペットを医療の分野で活用する「動物介在療法(アニマル・アシステッド・セラピー)」も盛んになりつつあります。
また、高齢者にとっては、動物との直接的なふれあいはもとより、散歩などで出会う不特定多数の人々とのペットの話題を通して、自然な交流が図れることは孤独感を癒すことにもつながり、新たな心の張り合いをもたらし、生き甲斐づくりや地域社会への潤滑油としての役割など、ペットを飼育することのメリットは計り知れません。
幼少期に動物とのふれあいを体験・経験した子供たちは、動物に対する正しい知識を持ち、やさしさや思いやりなど豊かな心を持って大人になり、動物愛護の精神を広く伝えることができる。
これこそが、動物愛護法の目的にあるように、「国民に動物を愛する気風を招来し、生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養に資する」に適うものとなります。
また海外でも教育機関や更生施設などにおいて、ペットは人の心身の健康増進に寄与することについて着目し、責任感や命の大切さを教えるために、一人ひとりに動物飼育を任せ、愛情のこもった世話を通して心の健全化を図るなどの実績を上げています。
本会の設立の目的は、ペット飼育の効用についての情報の収集、分析、提供を行い、より多くの家庭におけるペットの飼育の拡大を促進するとともに、正しいペットの飼育方法や健康で健全なペットを飼育する上で必要な情報をわかりやすく発信することにあります。
すなわち、少しでも多くの国民に対して動物愛護精神に基づく正しい飼養を促進し、人とペットとが共生するより良い社会の実現を目指すことにあります。